守月堂 ー今夜も、良い月をー

夜、ふと立ち止まったときに。 ここは、月の灯りがともる場所。 守月堂を舞台に、 月守衆と人間たちの物語を綴っています。 これは、 月に導かれた灯火たちの御伽話。 疲れた夜に、 少しだけ心を休めてもらえたなら幸いです。 ――今夜も、良い月を。

守月堂小噺「月からの便り」

守月堂小噺

「月への便り」

 

守月堂。

御神木のある島、「月鏡島」。

大きな御神木の根元に、

堂主マモルと、御神木の精霊・つきまるがいました。

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マモル
「おぉ、つきまる見てみ。」

「見事な月やなぁ。」

つきまる

「みゃあ。」

 

私は、静かに空を見上げる。

今夜の月は、

きれいな下弦の月でした。

すると。

御神木の祠が、かすかに光り始めます。

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それに気付いたつきまるは、

私の肩から飛び降りると、

祠の中へ入っていきました。

しばらくして。

一通の封筒をくわえて戻ってきます。

マモル
「……おぉ。」

「また届いてたか。」

つきまる
「みゃあー。」

私は封筒を受け取り、

そっと微笑みました。

マモル
「ありがとう。」

「あとで、また返事を書かなあかんな。」

 

「月への便りを、な。」

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さて、この続きは今夜20時。

守月堂物語「ご安心ください」

お楽しみに。🌙